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NARUMIは「未来の食卓を守る」ために、
環境にやさしい新素材の開発と生産に取り組んでいます。
卵殻を活用したアップサイクル素材で、上質な時間と地球へのやさしさを両立します
NARUMIのブランドミッションは、「くらしの中に上質でしあわせな時間をつくり、みなさまを笑顔にする」こと。
食べることは生きることであり、その大切な営みを支える食器は、単なる道具ではなく、人と人をつなぎ、日常を特別に変えるためのツールだと考えています。
笑顔にしたい対象は、お客様やそのご家族・友人といった身近な存在にとどまりません。
自社の商品やモノづくりの姿勢を通じて、社会や地球全体に笑顔を広げていきたいと願っています。
私たちは、未来の食卓を守るために、環境に配慮したものづくりを推進しています。
特に新素材の開発に注力し、地球にやさしい選択肢を提供するとともに、製造過程でも資源の無駄を省く工夫を重ねています。
食器に込められた想いが食卓を囲む時間をより豊かにし、その積み重ねが世界中にしあわせの連鎖を生み出していく。
NARUMIは、そんな未来を見据えながら、これからも上質な時間を届け続けます。
私たちは、ボーンチャイナの原料に含まれるカルシウムに着目し、資源として眠っていた卵殻を活用した新しい素材の開発に挑戦しました。
従来活用されていなかった卵殻をアップサイクルし、ボーンチャイナの品質を損なうことなく、環境にやさしい素材として生まれ変わらせています。
この新素材による生産はすでに始まっており、順次製品への切り替えを進めています。
原材料に含まれるサステナブル資源の一部として活用されている未完成端材¹の増量に加え、石灰成分を卵殻に置き換えました。
これにより新素材で作られた製品のサステナブル資源活用率は50%を超えました。
¹ 未完成端材:製造過程で発生した社内基準に満たない不合格品を粉砕し、再び活かした再生原料
この新たな挑戦は、ボーンチャイナの原料をアップサイクル素材へ置き換えるだけでなく、機能性を備えた卵殻由来のカルシウムパウダーの製造・販売という新事業の創出にもつながりました。
リサイクル素材を活用するには、原材料の配合や製造工程の見直しが欠かせません。
こうした工夫を重ねることで、従来の品質や性能を維持しながら、持続可能なモノづくりを実現しています。環境への配慮には一定のコストが伴いますが、それも未来のための大切な一歩だと考えています。
従来の品質はそのままに、卵殻由来のカルシウムを採用することで環境への配慮を実現したボーンチャイナ。
日常の食卓やホテル・レストランなどの豊かな食シーンで使用されることで、環境負荷の軽減や資源の有効活用につながります。また、採掘資源である石灰石を卵殻で代替することにより、限りある天然資源の保全にも貢献しています。
高品質でありながら、資源の有効活用率は50%超
従来は活用されてこなかった卵殻を有効利用
採掘資源である石灰石の使用量を削減し、資源保全に貢献
食卓やホスピタリティ空間に環境配慮の価値を届ける
この取り組みにより、高品質なモノづくりと持続可能な資源活用を両立した、新しい価値のボーンチャイナが誕生しました。
卵殻は、ボーンチャイナの原材等以外にも、加工の過程毎や、別材料との配合により、エクステリア、インテリア、化粧品、医薬品など、様々な業界で活用できる可能性があります。
私たちは、卵殻を活用した新素材を通じて、製造過程での資源の無駄を減らし、環境に配慮したものづくりを推進しています。
ボーンチャイナの品質を維持しながら、サステナブルな原料活用率を高めるものであり、地球にやさしい選択肢を提供するものです。
これからも、素材の段階から環境を意識した革新を続け、持続可能な未来のテーブルウェアを実現していきます。